あなたは何ができて、何ができませんか
二人戦で対戦して負けたとき、その敗因が、自分にはできないような「何らかの強いプレイ」を相手にやられたことにあった、とします。
たとえば引き切りができるサプライで、相手に引き切りされ、自分はできなかったから負けたとか、引き切りできるか微妙なサプライで、相手に「これは引き切りできる」と判断されて引き切られ、自分はその判断ができずに引き切りできずに負けた、とか。
この2点の例、前者はデッキの構成力・後者は判断力に分類されるわけですが、この構成力の方だけに限って話すとすれば。
相手にできて、自分にできないはずないんですよ。
たとえ今はそうでも、相手の真似をすれば自分にもできるはずなので。
ひとつずつでも、自分に「できること」を増やしていく、ということが「強くなる」ということで。
さて、この「できること」、あなたにはいったいどれくらいありますか。リストアップするとしたらいくつくらい挙げられますか。
そもそもいくつあるんだろう
ドミニオンにおける「習得すべき技術」はどれくらいあるのか、そんなのまったくわかりませんが、たとえば基本第二版の王国カード26種に限ればまあ、これくらいかなというリストは作れそうです。作ったうえで、できるならマル・できないならバツをつけてみましょう。
「できること」チェックリスト 【基本第二版】
本当はもっとあるんですが、とりあえずこれくらいで。
もしこれらのうち、まだできないとか、やったことがないというものがあるなら、対戦でなく一人でカードを回すことでやってみてください。
このブログを読むだけではピンとこなかったものでも、実際に回してみることでよく理解できるものもあるでしょう。実物のカードでも、オンラインでbotを相手にしてもいいので。
そうして自分の「できること」がある程度増えたなら、実際の対戦でも、サプライを見て「あ、これはアレができるな」と判断できるようになるでしょう。
リストはどこにある?
上のリスト以外に、例えば陰謀第二版とか、海辺などにおける「できることリスト」があれば、それをひとつひとつバツからマルに変えていくことで、それらの拡張でも一歩一歩強くなることができるわけです。
が、ここには載せませんので、どうかそれは自分で作ってみてください。
だって誰でも作れるんですから。
誰かと対戦をして負けたとき、相手がやった強いプレイがなんであるかを把握して、それをメモれば、それがつまりリストに1行追加したことになるわけです。負ければ負けるほど、リストは埋まっていくように。
というのは、ちょうど100日前に書いた内容(#100 敗北はチャンス)の繰り返しでしかないんですが。
大事なことなのでもう一度書いて、これで終わりにさせていただきます。ありがとうございました。