閲覧注意です
陰謀はアタックが強力だ、なんて声を聞きますが。
こういうデッキを作るとよくわかります。
手札:
山札:
いわゆる村鍛冶屋と同様に、村と拷問人を交互に打つことで1ドローと3ドローを繰り返すことで引き切りを成功させています。引き切りって強いですよね。
でも言いたいのはそんなことじゃなくて。
これをやられた相手にとっては、1ターンに拷問人を3回も4回を打たれたことになります。「手札を2枚捨てる」を3回行えばそのターンはパスとなり、「呪い1枚を手札に獲得する」を行えばデッキに呪いが急速に混ざっていきます。
あるいは1回目で「呪い獲得」、2回目でも「呪い獲得」として、3回目を打たれたときにその2枚の呪いを捨てることで手札は元に戻りますが、これは魔女を2回打たれたのと同じことです。
それでも呪いが枯れてしまえば拷問人は無力化するわけですが(「呪いを獲得」を選択すれば何も起きないため)、それまでに受けた呪いの分だけデッキは汚れ、その処理ができなければ勝負はついているでしょう。あるいは処理ができてもその手数の分だけ出遅れてしまうわけで。
このようなデッキが組めるサプライでオンラインの二人戦をプレイするとき、先に組めた方が事実上勝ちとなるため、遅れた方が投了し、まだ属州が1枚も買われていないうちに勝負が終わる、なんてことがよくあります。
以前に「ドミニオンは引き切りできたら勝ち」なんてことを書きましたが(#30 そもそもなぜ引き切りたいのか)、これもまた「できたら勝ち」のデッキと言えます。
そしてこれもまた、かの「ドミニオンレシピ」で最初に名前が付けられた戦術でした。その名も「拷問人ロック」。非常に強力で、やられてしまうとどうしようもなくなるこのデッキを組んでしまうと、対戦相手から嫌われてしまうかもしれませんが、勝負の世界というのは非情なもので。
浮気しない
拷問人ロックを作るには、拷問人の他、とにかくなんらかの村(村、貧民街、鉱山の村など)を多く入れることが目的となります。
対戦相手とデッキを早く作ることを競っている途中で、うまく村と拷問人がつながり、大幅にドローして6金や8金が出ることがありますが、これを金貨や属州の購入に充ててしまってはいけません。デッキができるまではすべて拷問人の購入に当てるべきです。
なんとかならんのか
大変強力なアタックの連打となるこのデッキ、一応対策方法も考えてみると・・
- 堀
- 仮面舞踏会(1枚まで)
- 改良(1枚まで)
- 交易場(2枚まで)
- 礼拝堂(4枚まで)
などが考えられます。
堀はもちろん完全ガードを可能としますが、それより下は1ターンに何枚までの呪いを受けられるかを表しています。特に交易場は、1枚だけでなくもう1枚欲しいな、と思う状況もあったり。
拷問人2回打ってくれないかな、と思ってしまう手札