衛兵で見て家臣で当てる
ではさっそく、以下の12枚をご用意ください。
これをシャッフルし、以下の順序で積まれたとします。
手札:
山札:
ここから、以下のようにプレイしてみてください。
衛兵をプレイし、屋敷を引いて、銅貨と衛兵を見る。
手札:
見る:
山札:
銅貨を廃棄し、衛兵は山札に戻す。
手札:
山札:
家臣をプレイし、山札の衛兵をプレイする。
+1アクションを得て、銀貨を引き、家臣と金貨を見る。
手札:
見る:
山札:
順序を入れ替えて、山札の上に戻す。
手札:
山札:
家臣をプレイし、山札の上の金貨を捨てる。
手札:
山札:
これで家臣2枚から出る4金と、銅銅銀の4金を合わせて8金となり、属州を買うことができます。
なお、最後に金貨を捨てているのは、次のターンの手札に家臣と衛兵を持たせるためです(①後述)。
ではもう1ターンやってみましょう。
属州を買った後の、その次のターンから。
手札:
山札:
衛兵をプレイ。銅貨を引いて、家臣と金貨を見る。
手札:
見る:
山札:
順序を入れ替えて山札に戻す。
手札:
山札:
衛兵をプレイし、金貨を引き、家臣と屋敷を見る。
手札:
見る:
山札:
屋敷を廃棄し、家臣を山札に戻す。
手札:
山札:
家臣をプレイし、山札の家臣をプレイする(これによりさらに3枚目の家臣もプレイできるが、すでに9金が確定しているため、次のターンのことを考えるとプレイしない方がよい)(②後述)。
手札:
山札:
こちらも先ほどと同じく、家臣2枚と財宝カードで8金に達します。
というより、手札に4金以上を持った状態で家臣を探し、それを家臣で当てる「家臣の2連鎖」でもう4金を出すことを目指します。
このように、衛兵と家臣を使い、以下の法則に従ってデッキを掘り進めて行きます。
- 衛兵で銅貨や屋敷を見たとき、それを廃棄する
- 衛兵で銀貨や金貨を見たとき、手札にもう1枚の衛兵があるなら、山札の上に置き、その衛兵でドローする
- 衛兵で衛兵を見たとき、手札に家臣かもう1枚の衛兵があるなら、見た衛兵を山札の上に置き、それを家臣で当ててプレイする・または衛兵で引く。手札に両方あるなら家臣で当てる方を優先。
- 衛兵で家臣を見たとき、
- 手札に家臣はあるが衛兵がないなら、見た家臣を山札の上に置き、それを家臣で当ててプレイする
- 手札に家臣はないが衛兵があるなら、見た家臣を山札の上に置き、それを衛兵で引く
- 手札に家臣と衛兵の両方があるなら、(可能なら)見た家臣を山札の上から2番目に置き、衛兵から先にプレイする。
この03.がちょっとわかりづらいですが、こういうことです。
手札:
山札:
この手札から、まずは衛兵を打ってみます。
銅貨を引いて、家臣と銀貨を見ます。
手札:
見る:
山札:
手札に家臣と衛兵があるため、上の法則の通りに、家臣が上から2番目になるよう順序を変えて山札の上に戻します。
手札:
山札:
2枚目の家臣を打ち、銀貨を引いて、家臣と銅貨を見ます。
手札:
見る:
山札:
銅貨を廃棄し、家臣を山札の上に戻します。
手札:
山札:
家臣を打つと、当てられた家臣がさらにその次の家臣に当たり、「家臣の3連鎖」に成功し、属州を買うことができました。
3枚目の家臣がこの位置にあったことは偶然ではありますが、実際にはここ(山札の下から3枚目)に家臣でなく衛兵があった場合も、その衛兵で金貨を引くことで8金に届きます。つまり2/3の確率で属州が買えたわけです。
なお、この「衛兵で○○を見たとき~」の法則ですが、途中で8金以上出ることが確定したら、その後は必ずしも従う必要はありません。その場合は次のターンの手札が良くなる(最低でも衛兵1枚を、できれば家臣も手札に持つように)ためなら、見た家臣にあえて当てないようにしたり、偶然当たったとしてもあえてプレイしなかったりと、「山札調整」をしてもかまいません。
実際、上で書いた①では、あえて金貨を捨てさせることで次のターンの手札に確実に家臣と衛兵が入るように調整し、また②では3枚目の家臣でうっかりその次の衛兵をプレイしないようにしています。
こうして、衛兵でデッキを見ては、もう1枚の衛兵で引いたり、家臣で当てたりしながらデッキを掘っていきましょう。ここから属州4枚を買うまで、だいたい4~5ターン程度しかかかりません。
家銀家衛衛家衛金
このデッキを作るまでにかかるターン数ですが、なんと8~9ターンほどあれば十分です。
ターン | 行動 | デッキ内容 |
1 | 家臣購入 | ×7 ×3 |
2 | 銀貨購入 | ×7 ×3 |
3 |
家臣購入 |
×7 ×3 ×2 |
4 |
衛兵購入 |
×7 ×3 ×2 |
5 |
銅貨2枚廃棄 衛兵購入 |
×5 ×3 ×2 ×2 |
6 | 家臣購入 | ×5 ×3 ×3 ×2 |
7 |
銅貨1枚屋敷1枚廃棄 衛兵購入 |
×4 ×2 ×3 ×3 |
8 |
銅貨1枚・銀貨1枚廃棄 金貨購入 |
×3 ×1 ×3 ×3 |
デッキを作っている間も、やることは基本的に上の「法則」と同じく、衛兵で圧縮を進め、見たアクションカードを家臣で当てることを繰り返します。
上の例ではここまでに銅貨と屋敷を合わせて6枚廃棄していますが、衛兵でのめくり運が悪く、廃棄が思うように進まなかったとしても、属州を買いだしてからも廃棄できるため問題ありません。
なお、完成形では家臣を3枚入れることとしていますが、2枚でもいいような気も・・・。