初手で5-2を引いて幽霊船を買い、相手は4-3だったという場合、大きなアドバンテージを得られるという事実は知っておくべきです。というお話。
以下その理由を。
相手に5金出させない
4-3だった相手の初手が、例えば銀貨-銀貨だったとして。2周目に幽霊船を買うことを狙っているとしましょう。
【第3ターン】
手札:
山札:
こんな風に、第4ターンに5金出る手札を引いた場合、もしここに幽霊船を当てることができれば、その5金を防ぐことができます。そうなった場合・・
【第4ターンの開始前】
手札:
山札:
捨札:
ここから銀貨と銅貨を戻し、このターンでの購入を諦め、次のターンの5金を狙う方がいいでしょう。
しかしその場合、初めて5金出るのは第5ターン、つまりデッキ3周目となるため、それを打てるのは4周目になってしまいます。
なお、第5ターンの開始時、手札は5枚・山札は8枚。第6ターンの開始時は手札5枚・山札3枚ですが、この間にまた幽霊船を打たれると2枚戻して、手札3枚・山札5枚になり、この5枚が第7ターンの手札に。つまりデッキ4周目は第8ターンから開始となります。
【第8ターン】
手札:
山札:
このときのデッキ総枚数は16枚。つまり幽霊船を初めて打てるのは、早くて第8ターン、遅ければ第10ターンか、最悪第11ターンです。11ターンなんて、それってもう終盤ですよ。
というわけで、初手で幽霊船を買い、これを打つだけでしばらくは「自分は幽霊船を持っていて、相手は持ってない」という有利な状況が作れます。
「相手に5金出させない」効果を持つカードの、そのコストが5であるということは、つまりそういうことなんです。