ひとつひとつ試してみます
続いては、改築で庭園を獲得するという方法を試してみましょう。
改築をプレイして銅貨を屋敷に、屋敷を庭園に変えてみたら。どうなるでしょうか。
初手はもちろん改築-銀貨。
【第3ターン】
手札:
山札:
第3ターンは4金で庭園を購入。
第4ターンは屋敷→庭園と改築し、3金で銀貨を買います。
【第5ターン】
手札:
山札:
第5ターンでは3金で銀貨を購入。
第6ターンでは屋敷→庭園と改築しつつ、4金で庭園を買います。
【第7ターン】
手札:
山札:
第7・第8ターンはいずれも庭園を購入。
第9ターンは銀貨→庭園と改築して、銅貨を購入することにします。
という要領で、改築によって屋敷や銀貨を庭園に変えつつ、4金出たら庭園を、3金なら銀貨を、それ未満なら銅貨を買い、これを庭園が枯れるまで続けます。
打つ意味のない改築・打てない改築
実際に回してみるとわかるんですが、時折改築を打つべきか悩むような手札が来ることがあります。
手札:
こんなとき、改築で銀貨を庭園にして銅貨を買うのか。そんなことしなくても、普通に4金で庭園を買った方が銀貨が残る分だけ得です。
手札:
あるいはこんなとき。銅貨を屋敷に改築すると銅貨しか買えませんが、それって改築を打たずに屋敷を買うのと同じです。
つまり、改築が何の役にも立たない局面が結構起きるんですよね。
特に序盤、屋敷と一緒に来て欲しいのにそうならないときも。
手札:
こんなのとか。
あれ、増えないのね
さて、こうして13ターンくらいかければ庭園8枚を獲得することは可能なんですが、その時点でデッキ総枚数は23枚。屋敷はほぼなく、庭園8枚で16点くらいしか持っていないことになります。これって単に財宝カードで庭園を買っていくプレイ(#80 庭園についての長い道程 その2 庭園を買ってみよう)よりも悪い結果と言えるでしょう。
しかもこれ、改築を打ったところで、手札を1枚廃棄して1枚を獲得するだけ。デッキ内総枚数が増えるわけじゃないんですよね。結局はいくら改築をプレイしてもカードは1ターンに1枚ずつしか増えず、庭園を1枚3点にするまでにはやはり20ターンかかってしまいます。
そして庭園が枯れた後も、#80と同じく公領が買えるようなデッキではありません。一応銀貨と改築が出会えばいいため多少は公領を獲得しやすいとも言えますが、大した差ではなく。
というわけで、改築もまた庭園プレイで役立つカードとは言い難く。
つづく。