はじめてのドミニオン

カードゲーム「ドミニオン」の基礎的な攻略をあなたに

#187 支配ってなんだろう その7 支配される側はどうすべきか

 

 

 

これまで数回に渡って、支配戦において注意しなければならないことをいくつかご紹介してきました。せっかく育てたデッキを利用されるだけでなく、仮面舞踏会や大使などがあれば金貨や属州を奪われてしまうことも。

 

このようにカードの組み合わせによってはとんでもないことが起こってしまうわけですが、しかしそれを避ける方法だってあります。

 

 

仮面舞踏会や大使で属州を奪われたくないのなら、買わなきゃいいんです。

(あるいは、相手が支配を打ってくるようになるまでに仮面舞踏会や大使を十分に使っておき、支配を打たれる頃には別のカードで廃棄してしまう、とか。)

 


というわけで、支配戦において買ってはいけないカードリストがこちら。

 

高コストのカードを廃棄 改築、身代わり、引揚水夫、弟子
属州を奪う 仮面舞踏会、大使
持続カード 灯台、停泊所、漁村、隊商、策士、船着場、商船

 

 

一方で、打つと支配した側に被害が大きくなる、「打ちたくない」アタックカードは入れてもそれほど問題ないことになります。

 

支配中に打ちたくないアタック 民兵、魔女、拷問人、巾着切り、海の妖婆、幽霊船、使い魔

    


逆に支配を打つ側にしてみれば、上のようなアタックカードがたくさん入ったデッキは「支配したくないデッキ」、その上の「買ってはいけないカード」がたくさん入ったデッキは「ぜひとも支配したいデッキ」となります。

こうした関係性が把握できている者同士でプレイするとき、ああこのゲームで支配を買ってもどうせ相手は「支配したくないデッキ」にしてしまうだろうから買わなくていいな、などと先の展開を読んだ上でルートを決めるわけです。

 

たとえば支配と仮面舞踏会があり、村か玉座の間もあり、さらには薬師と持続カードもあるようなゲームでは、薬師によって支配は比較的容易に買うことができ、さらに村や玉座の間を重ねることで複数回支配を打つことが可能です。そのため仮面舞踏会や持続カードを入れることは非常にリスクが高くなる、ということを踏まえた上でルートを選択するべきです。

 

 


つづく。