はじめてのドミニオン

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#186 支配ってなんだろう その6 持続カードのジレンマ

 

 

 

「次のターンの開始時」が支配ターン中だったりします

 

例えば、支配ターン中にこんな手札だったとして。

 

手札:f:id:hirotashi-domi:20211211000257j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829223155j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plain

 

現在5金持ち。もしこの隊商をプレイして、1ドローで銅貨を引けば6金に、金貨を引けば8金を出すことができます。当然プレイしたいんですが、そうするとこの隊商は持続し、次の相手のターンはその効果で手札6枚からスタートすることになります。相手にもメリットを与えてしまうわけですね。

 

そう、現在が支配ターンで、次が相手のターンであるとき、持続カードをプレイすることで、現在の支配ターンにメリットを得る代わりに、次の相手のターンにもメリットを与えてしまうため、打っていいものかどうか悩ましくなってしまいます。

 

 

 

一方、支配する前の相手のターンに、相手が持続カードをプレイしている場合・・

持続:f:id:hirotashi-domi:20211211000257j:plainf:id:hirotashi-domi:20211211000649j:plain

手札:f:id:hirotashi-domi:20210829223144j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829223155j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plain

こんな状況の相手に対して支配を打つと、支配ターンをこの状態から始められます。

持続している隊商と船着場の効果で手札は3枚増え、8枚からスタート。相手にしたらたまったもんじゃないですね。

 

 

というわけで、デッキに持続カードを入れている相手を支配するとき、多くのカードが持続中であるならばそのメリットを横取りできるんでいいんですが、自ら持続カードをプレイしてあげるのはなんだか微妙、という結論になります。

 

 

じゃあ次も支配ターンならいいじゃない

 

このジレンマに対するひとつの答えとして、支配する側が支配を1ターンに数回打ち、数ターン連続した支配ターンを得るというものがあります。

 

例えばプレイヤーAが支配を2回打ったとき、その左隣のプレイヤーBのカードを借りた支配ターンが2回連続で行われ、その後ようやくB自身のターンが来ます。支配を3回打ったならもちろん3ターン連続で。

 

Aの通常ターン

→ AによるBの支配ターン

→ AによるBの支配ターン

→ AによるBの支配ターン

→ Bの通常ターン

 

こうして支配ターンが連続するとき、その途中で持続カードをプレイしても、どうせその次のターンもまた支配ターンですから、船着場だろうが策士だろうが、何も気にせず打てるんですよね。気にするのは最後の支配ターンのときくらいで。

 

 

 

つづく。