支配ターン中に行われる「ひどい行為」、これまでにもいくつか書いてきましたが、今回でひとまず終わりにします。たぶん。
支配+大量廃棄
ルール上、支配ターン中に支配されたプレイヤーのカードを廃棄しても、それは廃棄置き場には行かずに脇に置かれ、ターン終了後には捨て札に置かれます。
問題は、その捨て札に置かれるのが支配ターンの終了後であるということ。ターンの終了のタイミングは、次のターン用の手札を5枚引いた後であるため、そのカードが手札に入ることはないんですよね。
手札:
山札:(なし)
捨札:(なし)
たとえばこういった、礼拝堂で極端に圧縮したようなデッキを持つプレイヤーが対戦相手にいたとして。
このプレイヤーを支配したとき、8金で属州を購入してもいいんですが、支配ターンが終わればそのプレイヤー自身も属州を買えるようになりますよね。
それなら、礼拝堂で銀金金の3枚を廃棄してみましょう。
するとその3枚は脇に置かれ、礼拝堂1枚だけが捨てられ、これをシャッフルして(?)1枚だけの山札が作られます。ここから1枚だけの手札を引き、ターンが終了。ここでようやく脇に置かれた3枚が捨て札に置かれます。
手札:
山札:(なし)
捨札:
この状態で自身のターンが始まるため、何もできません。
もしも支配を持っている側が、毎ターン支配をプレイできるのなら。これを繰り返すことで支配された側は何もできないターンだけを繰り返させることとなります。ひどいもんです。
支配+大使
手札:
大使を手札に持っている相手に支配を打てば、好きなカードを奪えます。属州でも。
つづく。