#146 幽霊船に対するちょっとした抵抗
幽霊船 コスト5
アクション アタック
+2カード
手札を4枚以上持つ他のプレイヤーは、手札が3枚になるまで、手札を山札の上に置く。
民兵はまだ弱い2枚を捨てるだけでしたが、幽霊船では弱い2枚を山の上に置いても、それが次のターンの手札に混じるため避けられず、さらにデッキの回転が遅くなってしまうという、大変迷惑なアタックカードです。
完全に防ぐにはもちろん堀や灯台の世話になるわけですが、それ以外にもそこそこ有効な抵抗手段があります。
これらについて以下まとめて書いてみます。逆に言えば、これらのカードがあるときは幽霊船が少しだけ弱体化すると言えるわけですね。
願いの井戸
手札:
手札5枚の中に願いの井戸があるとき、幽霊船を打たれたなら・・
手札:
山札:・・
置いた2枚を覚えておき、願いの井戸で1ドローした後、もう1枚を宣言すれば必ず当たります。
とは言え、当たった時に手札が3枚から4枚に回復するだけですが。
※なお、実際に覚える必要があるのは山札の上から2枚目だけ、つまり先に置いた方だけです。2枚とも覚えようとしてうっかり間違えたりするくらいなら、はじめから2枚目だけ覚えるようにしときましょう。
寵臣
手札:
手札に寵臣があるときに幽霊船を打たれたならば、強いカード2枚を山札に置き・・
手札:
山札:・・
自ターンで寵臣を打ち、「4ドロー」の方を選べば、強い2枚を含む新たな手札4枚を引くことができます。
このような「どうせ捨てるつもりの手札なら、強い部分だけ山札に置く」という考え方は、手札を捨てる効果のある他のカードでも有効です。例えば策士とか。
手札:
衛兵・見張り
手札:
手札:
衛兵と見張りはどちらも、山札は廃棄できるものの手札はできないため、これらと呪いのような廃棄したいカードが手札で出会うとなんともじれったいわけですが。
もしここに幽霊船を打たれたなら、呪いを山札の上に置けば、それを自ターンで廃棄することができます。
なお、衛兵の場合は先に1ドローするため、呪いは上から2枚目に置く必要があることに注意しましょう。
書庫
打てば手札が7枚になるまで引けるため、幽霊船によっていったん3枚にされてもまったく問題ないわけですが、時にはむしろ強くなることも。
手札:
山札:・・
このように、書庫の他にもアクションカードを持っていて、それらがターミナルアクションのため1枚しか打てないのなら。
手札:
山札:・・
幽霊船を打たれたとき、その2枚のアクションカードを山札の上に置けば、書庫によってその2枚を「脇に置く」ことができます。
ドローは実質的に山札の3枚目からでき、かつ5ドロー可能。もし幽霊船を打たれていなければ同じ位置から3ドローしかできなかったため、こちらの方が得ですね。
さらに、これらを組み合わせると。
たとえば見張りと書庫だと・・
手札:
山札:・・
幽霊船により、銅貨と金貸しを山札の上に置き・・
手札:
山札:・・
自ターン、見張りを打って山札の上から3枚を見て、呪いを廃棄し、屋敷を捨てて、金貸しは山札の上に戻します。
プレイ:
手札:
山札:・・
捨札:
そしてここから書庫を打ち、最初に見た金貸しは脇に置くことでスキップすれば、その次のカードから6ドローが可能になります。
プレイ:
手札:+
山札:・・
捨札:
幽霊船を打ってもらえたおかげで、呪い廃棄と属州購入ができましたね。
とは言え別のアタックも恐いので
山札の上に強いカードを置いて・・という手段を取る際に気を付けるのは、それから自ターンが回ってくるまでの間に、山札を廃棄するアタックカードを打たれる可能性があるかどうか、です。
例えば銀貨や金貨を山札の上に置いたと思ったら山賊や海賊船で廃棄されたり、銅貨を置いたら詐欺師で呪いに変えられたり、あるいは廃棄はされないものの海の妖婆で捨てさせられたりと、自ターンまでの間に無事に置かれたままにならない場合があります。これは二人戦なら相手のアクションが余っているかをチェックすることでなんとかなりますが、多人数戦なら他の人に打たれる可能性もあるため、大変悩ましいことになります。ご注意を。