#145 引揚水夫ってなんだろう
引揚水夫 コスト4
アクション
+1購入
手札を1枚廃棄する。そのコスト1金につき+1金。
序盤での引揚水夫
初手で引揚水夫を買ったとき、2周目で期待することは、どうか屋敷と一緒に手札に来てくれないかということです。
手札:
これで屋敷を廃棄すれば5金出るわけですが・・
手札:
こうなると、銅貨を廃棄すると3金、しなければ4金となります。
成功すればデッキの圧縮をしながら+2金を出せますが、運悪く屋敷と出会ってくれないと、銅貨を廃棄することでマイナス1金となってしまいます。
初手で引揚水夫を買うとき、このリスクを受け入れる必要がある、ということをまずは頭に入れておきましょう。
中盤での引揚水夫
屋敷3枚を廃棄した後、引揚水夫で廃棄するのカードは概ね銅貨になるでしょう。1枚ずつしか廃棄できず、廃棄したところで何も得るものがないという意味で、他のデッキ圧縮を担うアクションカードに比べると弱い印象があります。
引揚水夫の働きのうち、ここが最も弱いところだと思われます。
終盤での引揚水夫
そして終盤での引揚水夫は、ゲームを終わらせる役割を持ちます。
それまで大きな働きをしていたコスト5のアクションカードを廃棄して+5金を得たり・・
手札:
山賊を廃棄し、銅貨3枚とあわせて8金。
あるいは1金足りないときに銀貨を、3金足りないときに金貨を廃棄したり・・・
手札:
銀貨を廃棄し、銀銀銅とあわせて8金。
手札:
金貨を廃棄し、銅貨2枚とあわせて8金。
といったように、足りない分を補うことができます。
どうせもうすぐ終わるゲームなので、金貨でもなんでも思い切って廃棄して構いません。
慣れないうちは、引揚水夫で出る金量に気付きにくいのですが、カードの左下に書かれたコストをそのまま見ればいい、と覚えましょう。
例えば金貨なら、普通にプレイしたなら上部の両隅に③と書かれているように+3金ですが、廃棄すればカードの左下に⑥と書かれている通り+6金です。
その差は3金ですから、金貨はプレイするより廃棄した方が3金得する、となります。
同じくアクションカードも。民兵ならプレイ時は+2金、廃棄時は+4金ですから、廃棄した方が2金多く出る、ということです。
そして空廃棄
最終盤、残り属州が2枚という状況で、8金で属州を買うことは例の「7枚目の属州問題」であるわけですが・・
手札:
この手札なら、引揚水夫で属州を廃棄することで、金金銀とあわせて16金出ます。
その16金で属州2枚を買えば、実質的には属州1枚分しか買っていないことになるものの、相手にターンを回すことなくゲームが終わります。
以前に書いた、改築での空廃棄と同じですね。
手札:
これはもちろん、残りの属州が2枚のときに限らず、1枚のときであっても・・
手札:
属州を廃棄して13金出せば、公領と最後の属州を買うことでゲームが終わります。既にリードしているか、負けていても2点差までなら逆転できます。
手札:
あるいはこんな手札でも、公領を廃棄すれば属州を買えます。上と同じく、2点までなら負けていても逆転です。