#193 8金か16金か
今回もサプライから。
サプライは必ず、最低でも20秒は見て方針を考えてみましょう。
考えるべきこと
村と鍛冶屋と、そして圧縮(執事)があるため、それだけで引き切りはできそうです。できそうなんですが、+購入を増やせるのは策士だけ。
ということは、ルートは以下の2通りが考えられます。
- 毎ターン引き切って、8金で属州1枚買う
- 毎ターン策士で手札10枚から始め、16金出して属州を2枚買う
前者であれば、8金を出すには金金銀か金金執でいいのですが、後者であれば毎ターン策士を打つことで手札を捨てるため、財宝カードをプレイすることができず、それ以前に+2金出るアクションカードを8枚打つ必要があります。
それぞれやってみましょう。
毎ターン8金ルート
圧縮優先で、初手:執事-執事から。
【第3ターン】
手札:
山札:
第3・第4ターンそれぞれ、執事で手札2枚を廃棄します。もちろん屋敷優先で。
【第5ターン】
手札:
山札:
6金で金貨を買えるチャンスです。執事で+2金を選択し、金貨を買います。
【第6ターン】
手札:
山札:
同じく+2金にして、金貨を買います。
【第7ターン】
手札:
山札:
金量はもう充分であるため、それぞれ執事で銅貨2枚を廃棄し、村と共謀者を買います。
【第9ターン】
手札:
山札:
銅貨2枚を廃棄したいところですが、実は次のターンで8金を出しつつ銅貨2枚を廃棄できることが確定しているため、ここでする必要はありません。
ここでは属州を買います。
【第10ターン】
手札:
山札:
村で1ドロー→執事で2ドロー→共謀者で1ドロー(3枚目のアクションカードなので)で引き切りできます。
プレイ:
手札:
そしてもう1枚の執事で銅貨2枚を廃棄し、金貨2枚と共謀者の2金で属州を買います。
デッキ:
これでデッキは完成。既に属州2枚を買えています。
ここからは毎ターン属州を確実に買える保証はありません。例えば運悪く以下のような手札を引いてしまうと買えなくなります。
手札:
毎ターン16金ルート
一方、策士による16金の方も考えてみましょう。同じく初手:執事-執事から入り、第4ターンまでは上と同じ選択で構いません。
【第5ターン】
手札:
山札:
ここでは5金を出して策士を買いたいわけですが、そのために執事で+2金を出すのではなく、2ドローしてみましょう。2枚のうち1枚は銅貨ですから5金に足りますし、山札を減らすことで買った策士が手札に来るのを少しでも早めることができます。
【第6ターン】
手札:
山札:
策士を打ちます。
【第7ターン(策士の効果処理後)】
持続:
手札:+
2枚の執事でそれぞれ2金を出し、10金になりますが、ここでは村と策士を買いましょう。
【第8ターン】
手札:
山札:
策士を打ちます。
【第9ターン(策士の効果処理後)】
プレイ:
手札:+
山札:(なし)
村→執事(+2金)→執事(+2金)→策士で、4金で共謀者を買います。
【第10ターン(策士の効果処理後)】
持続:
手札:+
山札:
村→執事(+2金)→共謀者→執事(銅貨2枚廃棄)→策士と打ち、4金で共謀者を買います。
【第11ターン(策士の効果処理後)】
持続:
手札:+
山札:(なし)
策士で引き切り。
村→執事(+2金)→共謀者×2→執事(+2金)→策士と打ち、8金で共謀者2枚を買います。
【第12ターン(策士の効果処理後)】
持続:
手札:+
山札:
村→執事(+2金)→共謀者×4→執事(銅貨2枚廃棄)→策士と打ち、10金で共謀者2枚を買います。これで完成。
【第13ターン(策士の効果処理後)】
持続:
手札:+
山札:
村→執事(+2金)→共謀者×6→執事(+2金)→策士と打ち、16金で属州2枚購入。
以下繰り返し。
じゃあどっちがいいの
8金ルートは10ターン終了時に属州2枚を買っており、その後は属州→公領→公領と買ったとすれば、13ターン終了時に属3公2の24点。
デッキ:
一方16金ルートは、13ターン終了時に属2の12点です。
これだけ聞くと前者の方が早いような気がしますが、+購入が増やせる方は公領2枚買いなどして粘ることができ、逆転できる場面が来るまで待ったうえで、属属や属公でゲームを終えることができるため、後者の方がやや有利と言えます。
実際、上のデッキを見る限り、次の第14ターンで属州を買うのは難しそうですよね。