#110 今日の策士ループ その1 家臣でループ
策士 コスト5
アクションー持続
あなたの手札すべてを捨て札にする。
この方法で1枚以上のカードを捨て札にした場合、次のターンの開始時に、
+5カード、+1購入、+1アクション。
例えばこんな手札。
手札:
策士を打つと手札すべてを捨てることに。
次のターンは手札10枚から始められる代わりに、このターンの6金を捨てることになりますね。
それでも策士で作る手札10枚ターンでできることは多く、それを頼りにただ打っても強いカードなんですが、ここはひとつ、ちょっと悪用してみませんか。
策士より先にプレイするカード・後にプレイするカード
上の手札では、策士をプレイすることによってせっかくの6金を捨ててしまったわけですが、それはその6金が財宝カードだったから捨てる羽目になったわけです。財宝カードのプレイはアクションカードの後であるため、策士より先にプレイできないからです。
一方、例えばこんな手札だったら。
手札:
山札:・・
都合よく市場8枚が並んでいるとして、この市場を8連続で打ち・・
プレイ:
手札:
その後に策士を打てば、手札4枚を捨てても既に8金出ているため、属州を買いつつ、次のターンは手札10枚に。
そう、市場は策士より先に打てるので、これにより先に8金出しておけば策士を打つターンも無駄にならないんです。
という発想のもと、じゃあ策士2枚を買って、これを交互に打ったら強いんじゃね?というのがいわゆる策士ループというやつです。
これがもう本当にいろんな種類の方法が存在してるんですが、今日はそのうちのひとつをご紹介したいと思います。
家臣を4枚ご用意ください
まずは完成形からご覧ください。
まずは策士2枚のうち1枚をプレイ。これが持続し、次のターンは手札10枚から、ですがデッキ全体が10枚もないので、引き切りから。
持続:
手札:
まず倉庫を打って3ドローし(何も引けませんが)、家臣を3枚捨てます。
持続:
プレイ:
手札:
山札:(なし)
捨札:
次に手札から家臣を打つと、リシャッフルが入り、家臣3枚からなる山札ができます。そう、必ず家臣が4連鎖するんです。
持続:
プレイ:
手札:
残り1アクションで策士を打ち、礼拝堂を捨てればループ完成。8金で属州を買いつつ、また次も引き切りからスタートです。
持続:
手札:
以降はこの繰り返し。これを4回繰り返し、属州4枚がデッキに入った後は引き切りできず、山札が1枚だけ残ります。
持続:
手札:
山札:
もし残った1枚が運悪く倉庫だとこのループは止まってしまいますが、そうでなければやはり倉庫で家臣3枚を捨てることで継続できます。
また、属州7枚が入ると、倉庫を打ってもまだ引き切れなくなり、家臣が連鎖しなくなってしまいますが・・
持続:
手札:
山札:
さすがにもう勝利は確定してるでしょうから、気にすることはないでしょう。
はじめてのさくしループ
では作成手順です。初手:家臣-礼拝堂から。
【第3ターン】
手札:
山札:
第3ターンは手札4枚を廃棄、第4ターンは家臣を打って銅貨を捨て、6金で策士を買います。
【第5ターン】
手札:
山札:
策士を打って持続させ・・
【第6ターン】
持続:
手札:
礼拝堂で銅貨2枚を廃棄し、家臣と銅貨4枚で6金を出して、家臣2枚を買います。
【第7ターン】
手札:
山札:
再び策士を打って持続させ・・
【第8ターン】
持続:
手札:
家臣2枚を打って、これと銅貨4枚で8金。家臣と策士を買います。
【第9ターン】
手札:
山札:
家臣を打ったところ、山札から家臣がめくれ、それも打つと策士がめくれました。4金で倉庫を買います。
【第10ターン】
持続:
手札:
山札:
倉庫を打って引き切り、家臣3枚を捨て・・
持続:
プレイ:
手札:
山札:(なし)
捨札:
礼拝堂で銅貨4枚を廃棄し、策士を打って家臣を捨てれば完成です。
でもこれで勝てるわけじゃないんですよね
完成した後は数ターン属州購入が確定するデッキではあるんですが、問題がひとつ。完成までに時間がかかり、礼拝堂を使っている割にはそれほど早くないんですよね。普通に礼金金銀を作ったデッキに負けたりします。
いきなりで申し訳ありませんが、策士ループのひとつの、そんなに強くない、でも家臣3枚捨てるという点でなんだか面白い、ひとつの例としてご紹介でした。次からはちゃんと強くて速いループを。