銅貨はタダなので
庭園プレイにおけるデッキ総枚数を増やす方法としてもうひとつ。
+購入を増やし、増えた分だけ安いカードを買うというのがあります。概ね追加で買うのは銅貨になるのですが。
手札:
庭園ルートのとき、こんな手札で4金2購入が出せたなら、庭園と銅貨を買うことでデッキ総枚数を2枚増やすことができます。
さてこの方法、どの程度有効なんでしょうか。
そもそも購入増やせるのか
基本第二版において、+購入を持つカードは以下の3種。
なんかもうちょっとあったような気がするんですが、基本第二版だとこれしかないんですよね。どれもコストは5と高め。
試しに初手5-2で市場-銅貨と買ったとして、どの程度点数が伸びるのかやってみましょう。
【第3ターン】
手札:
山札:
第3ターンは庭園と銅貨、第4ターンは庭園を買います。
【第5ターン】
手札:
山札:
第5ターンは銅貨を、第6ターンは市場を打って庭園と銅貨を買います。
と、このように4金が出れば庭園を、3金なら銀貨、それ未満なら銅貨を買います。市場を打って購入が増えた分は銅貨で。
こうしてプレイしていくと、デッキが5周する13ターンが経過したころには庭園8枚を買い占めることができるんですが、やはり問題はそのあとです。屋敷を買うことはできても公領は変えず、庭園と屋敷の2山しか枯らすことはできずにデッキは停滞します。
またデッキ総枚数の増加も早くありません。デッキに1枚しかない市場を1周につき1枚だけ打つのでは頼りなく、庭園が枯れる第13ターン終了時のデッキは27枚ほど。40枚にするには24ターンほどかかります。
ならば市場をもう1~2枚追加して買うという方法を選択したくても、それはデッキ2周目に5金が出ればいいんですが、そうでなければ3周目に買って4周目から打つことになり、苦労して買った割に数打てません。
購入増やすだけでなんでこんなに高いのか
市場、祝祭、議事堂ともに、高いわりにそれほど庭園の価値を高めるのには寄与せず、また高いせいで2枚目が入れづらいという短所があるため、それほど庭園プレイに役立つカードとは言えません。
サプライにこれらがあったとしても、これらだけで庭園プレイが強くなるとは言いづらく。
つづく。