あれからもう半年
昨年9月に書いたこちらの記事。
最後の1行に「なお、基本第二版以外の拡張でも同様のカードを組み合わた古本市の亜種が存在しますが、それはまた別の機会に。」なんて書きましたが、この「別の機会」というのが今回です。
今回は、この古本市に必要な祝祭を、漁村で代用してみましょう。
祝祭と漁村の差異
この2種類のカードを比較してみましょう。
祝祭 |
漁村 |
|
コスト | 5金 | 3金 |
+アクション | +2 |
+2 次のターンに+1 |
+金 | +2 |
+1 次のターンに+1 |
+購入 | +1 | なし |
まとめると、漁村は祝祭に比べ、増えるアクション数もコストの安さも優っている一方、購入を増やすには他のカードが必要となります。
漁村4書庫3での古本市
では、試しに回してみましょう。
漁村4枚を入れたデッキで、そのうち2枚が持続中だとします。つまり2枚ずつ交互に持続させるわけですね。
持続:
手札:
山札:
毎ターン漁村2枚を打ち、8金を出しつつ、できれば次のターンの手札に書庫と地下貯蔵庫を最低でも1枚は入れたい、ということを考えながらプレイします。
まずはここから、漁村→金貸しで銅貨廃棄→書庫と打って6ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:+
山札:
地下貯蔵庫で銅3屋2の5枚を捨てて5ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
すると手札には書庫が2枚。この2枚を捨て、次のターンの手札に入れておきたいですね。
漁村→地下貯蔵庫で書庫2枚と地下貯蔵庫1枚を捨てます。
持続:
プレイ:
手札:
山札:
捨札:
ここから3ドロー。銅貨1枚と、捨て札をシャッフルして2枚引くことに。
書庫1枚くらいは手札に入りそうですね。
からのビッグブリッジなんてどうでしょう
引き切るには十分なんですが、地下貯蔵庫を買うにも漁村を買うにも1ターンかかるようではさすがにもったいなく、アクションも余っているため、せっかくなのでここに橋を数枚入れるとどうなるでしょうか。
漁村をもう2枚、橋を4枚ほど入れて・・
持続:
手札:
山札:
漁村→金貸しで銅貨廃棄→橋→書庫で7ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:
山札:
地下貯蔵庫で屋敷と銅貨を捨てて2ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
この時点であと2アクション。
漁村→橋→橋→書庫と打つとその書庫のドローで引いたアクションカードを打てないので、漁村→橋→書庫と打ちましょう。
持続:
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
上と同じく、書庫と地下貯蔵庫が余りました。これは引かずに残し、あとは漁村→橋→橋と打って、持続した漁村3・プレイした漁村3・金貸し1・橋4・銅貨1で14金。橋4枚で4金の値下げがされているため属州3枚を買ってもいいですが、ここは1枚だけにして、橋をもう2枚と、それを打つための漁村をもう2枚ほど入れ、次のターンに橋2枚をすべて打つビッグブリッジを狙ってみましょうか。
持続:
手札:
山札:
漁村→橋→橋→書庫で6ドロー。なお今回アクションに余裕がないため、金貸しは打たず、脇に置きます。
持続:
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
漁村→漁村→橋→書庫で4ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:
山札:
捨札:
地下貯蔵庫で3枚捨てて3ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
漁村→漁村→橋→書庫で5ドロー・・
持続:
プレイ:
手札:+
山札:(なし)
捨札:
残り2枚の橋を打って、これで漁村から8金・橋から6金・銅貨から1金出て計15金。橋6枚ですべてのカードは6金値下げされ、2コストとなった属州7枚を一気に買うことができます。