#46 踊れよ踊れ 外交官
手札が少ない方が強いなんて!
陰謀第二版に収録された外交官というカード、ただ普通に打つと2ドローするだけなのに、ドローした後の手札が5枚以下なら(つまり打つ前が4枚以下なら)+2アクションもらえるという効果を持ちます。いったん手札を減らしてから打つと強くなるわけです。
この+2アクションを村のように使い、デッキを回してみましょう。
手札:
山札:
手先をプレイし、+1アクションと+1金を獲得
プレイ:
手札:
山札:
手札を4枚にしてから、外交官をプレイして+2ドロー。こうすれば手札は引いた後でも5枚以下であるため、+2アクションを得ます。
プレイ:
手札:+
山札:
執事をプレイして+2金を得て・・
プレイ:
手札:
山札:
再び外交官をプレイし、+2ドローと+2アクションを得ます。
プレイ:
手札:+
山札:(なし)
このように、執事と外交官を交互に打つことで、手札枚数は4枚と5枚の間を行ったり来たりし、残りアクション数は2から1ずつ減り、0になったと同時に2増える、ということを繰り返します。
どうやって始めるのか
上の例では、最初に手先を「+1アクション・+1金」とすることで、アクションを減らさずに手札を減らすことに成功しています。こうしておいてから外交官を打つことで+2アクションが得られるようになるわけですね。
ではこのように、外交官を打つ前に手札を減らす方法には、どんなものがあるでしょうか。
1.スターターを打つ
上の手先のように「アクションを減らさずに手札を減らすカード」を打つことで手札を減らせます。このようなカードを(外交官の)スターターと呼んでいます。
陰謀第二版までに収録されたスターター一覧:
カード名 | 条件 |
地下貯蔵庫 | 空打ち(0枚チェンジ)でもよい |
密猟者 | サプライが1種以上枯れていること |
祝祭 | - |
手先 |
「+1アクション・+1金」または 「+1アクション・+1購入」のいずれかを選択すること |
待ち伏せ | - |
貧民街 | 「失敗」すること |
鉄工所 | 勝利点でない、アクションカードを獲得すること |
風車 | 2枚捨てること |
改良 | - |
寵臣 |
手札に外交官があれば+2金で。 手札を捨てて4ドローで外交官を引いた場合でも。 |
廷臣 | 「+1アクション」は必須 |
貴族 | 「+2アクション」を選択 |
また。これらとはちょっと違いますが、手札5枚から玉座の間+外交官と打つことで、最初の2ドローだけは+2アクションを得られます。
手札:
↓
プレイ:
手札:++
ただし手札が7枚になるため、上のように外交官と他のカードを交互に打つことはやや難しくなりますが。
2.アタックカードを打ってもらう
外交官はアタックカードに対するリアクションカードであり、その効果は「2枚ドローして3枚捨てる」というものです。つまりこれをすることで手札は1枚減るため、その後自身のターンの最初に打つ外交官は2アクションを生むことになるわけです。
陰謀第二版までに収録されたアタックカード一覧:
カード名 | 備考 |
民兵 | 外交官のリアクションで手札を4枚にした後、もう1枚捨てる |
役人 | 外交官のリアクションで手札の勝利点を先に捨てておけば無害化できる |
山賊 | - |
魔女 | - |
詐欺師 | - |
寵臣 | 外交官のリアクションで手札を4枚にすれば無害化できる |
拷問人 |
外交官のリアクションで手札を4枚にした後、「呪いを手札に獲得する」を選択すると再び5枚になり、その後の外交官で+2アクションを得られなくなる。 またリアクション後に「手札を2枚捨てる」を選択すると2枚に減り、もう一度打たれると呪いを獲得せざるを得なくなる。 |
身代わり | - |
というように、アタックカードを打ってもらうことで無害化したり、むしろ得したりするケースもありますが、拷問人に対してはだけは要注意です。特に連打されるような環境のときには。