風車 コスト4
アクション 勝利点
+1カード
+1アクション
手札のカードを2枚捨て札するのと引き換えに+2金を得てもよい。
ー--
1勝利点
前回の#135 屋敷をどう躱すのかの中で、「風車って5金を出すためのカードだったはずなのに」と書いておいて、そういえば風車にその役割があることをまだ書いてないと気付いたんです。なので改めて。
風車とはどんなカードなのか。
2周目の風車は5金メイカー
初手で風車を買い、2周目で打った時の手札を並べてみます。
①: ②:
③: ④:
⑤: ⑥:
⑦: ⑧:
2枚捨てることで2金を出せるため、①③⑤は6金、②④⑥⑦は5金が出ます。出ないのは運悪く⑧を引いた時だけ。
ただし、⑧を引いたということは・・
プレイ:
手札:
山札:
残る6枚は銀貨1枚と銅貨5枚。次のターンで5~6金出すことができます*1。
つまり風車は、打つことさえできれば2周目に5金を確定させるカードである、と言えます。
手札を減らせるカード
そして風車と言えば、「2金出しつつ、アクションを減らさずに手札が減るカード」のひとつです。
こういったカードの利用方法としては、既に紹介したものが二つ。
ひとつは書庫や寵臣など、手札を規定枚数になるまで回復するカードを続けてプレイすること。
プレイ:
手札:
もうひとつは、外交官のスターター(#46 踊れよ踊れ 外交官)とすることですね。
プレイ:
手札:
特に前者では、書庫や寵臣と言った5コストのカードを買うこと自体にも風車の5コストメイカーぶりが役立つため、初手で風車を、2周目でそれを打って書庫や寵臣を買う、という動きがセオリーとなります。
鉄工所と風車のいけない関係
風車はアクションカードであると同時に勝利点カードであるため、これを鉄工所で獲得すれば+1アクションと+1ドローを得ます。つまり鉄工所がキャントリップ化するわけですね。
なお、このようにタイプが2つあるカードを利用するという点では、廷臣も相性がいいような気がしますが、廷臣→風車の順で打つためには廷臣で+1アクションを得る必要がある場面が多く、それほどいいとも言えません。
終盤での風車
属州を数枚買った後、手札にその属州が混ざるときにも風車は役立ちます。
手札:
こんな手札でも、風車の1ドローで銅貨以上を引くことができれば8金出せます。
初手で買えて、序盤から終盤までずっと役立ち、また買うことで点数のリードにもなるカード。他にはちょっと見当たりませんね。
*1:これは第3ターンに風車を打ち、第4ターンに5~6金出す例ですが、順序が逆でも同じことです