はじめてのドミニオン

カードゲーム「ドミニオン」の基礎的な攻略をあなたに

#173 ほとんど無視しても問題ないカード

 

 

f:id:hirotashi-domi:20220127173744j:plain

変成

アクション コスト:ポーション

 

手札を1枚廃棄する。そのカードが・・

アクションカードなら、公領を獲得する。

財宝カードなら、変成を獲得する。

勝利点カードなら、金貨を獲得する。

 

一見すると、屋敷が金貨になるんなら強いのでは?とも思えるんですが、ほとんどのゲームでそううまくはいきません。

 

 

 

ためしにちょっとやってみましょうか。

初手:ポーションー銀貨から・・

 

【第3ターン】

手札:f:id:hirotashi-domi:20220213004607j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plain

山札:f:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829223144j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plain f:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plain

第3ターンに変成、第4ターンに銀貨を買ったとして。

 

【第5ターン】

手札:f:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plainf:id:hirotashi-domi:20220127173744j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plain

山札:f:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plainf:id:hirotashi-domi:20220213004607j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829223144j:plain f:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829223144j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222954j:plainf:id:hirotashi-domi:20210829222835j:plain

第5ターンで変成を打ち、屋敷を廃棄して金貨を獲得できました。めでたしめでたし。

 

 

でも。3周目に金貨が買えるのって別に普通のことなんですよね。

それこそ初手:銀貨-銀貨で入っても、3周目にもなればたいてい6金出るので。

 

 

6金で買うより、屋敷を廃棄できる分だけ得かとも思うんですが、その代わりに変成とポーションという2枚の邪魔なカードが混じってしまう方が損であるとも言えます。

 

そう、屋敷を金貨にするためだけに変成を入れたとしても、それができた後の変成は邪魔になってしまい、その変成を買うためだけに入れたポーションもまた、終盤に属州を買うために役立つわけでもないため、これも邪魔になっています。

 

そもそも、3周目に変成が沈んだり、変成と屋敷が出会ってくれなければ金貨の獲得はもう1周遅れてしまいますし、あるいはその前の2周目にポーションが沈めば変成を買うのが1周遅れ、結果金貨が入るのも遅れます。あまりにも不安定な金貨獲得方法と言えるでしょう。

 

というわけで、不安定で早くもない「金貨獲得カード」をわざわざ買うことはない、というのが多くの場合における変成の評価となります。実際買うことはほとんどありません。基本的に無視してもいいカードと言ってもいいものです。

 

では、無視できない状況というのはどんな場合か。

 

 

 

つづく。