変成
アクション コスト:ポーション
手札を1枚廃棄する。そのカードが・・
アクションカードなら、公領を獲得する。
財宝カードなら、変成を獲得する。
勝利点カードなら、金貨を獲得する。
一見すると、屋敷が金貨になるんなら強いのでは?とも思えるんですが、ほとんどのゲームでそううまくはいきません。
ためしにちょっとやってみましょうか。
初手:ポーションー銀貨から・・
【第3ターン】
手札:
山札:
第3ターンに変成、第4ターンに銀貨を買ったとして。
【第5ターン】
手札:
山札:
第5ターンで変成を打ち、屋敷を廃棄して金貨を獲得できました。めでたしめでたし。
でも。3周目に金貨が買えるのって別に普通のことなんですよね。
それこそ初手:銀貨-銀貨で入っても、3周目にもなればたいてい6金出るので。
6金で買うより、屋敷を廃棄できる分だけ得かとも思うんですが、その代わりに変成とポーションという2枚の邪魔なカードが混じってしまう方が損であるとも言えます。
そう、屋敷を金貨にするためだけに変成を入れたとしても、それができた後の変成は邪魔になってしまい、その変成を買うためだけに入れたポーションもまた、終盤に属州を買うために役立つわけでもないため、これも邪魔になっています。
そもそも、3周目に変成が沈んだり、変成と屋敷が出会ってくれなければ金貨の獲得はもう1周遅れてしまいますし、あるいはその前の2周目にポーションが沈めば変成を買うのが1周遅れ、結果金貨が入るのも遅れます。あまりにも不安定な金貨獲得方法と言えるでしょう。
というわけで、不安定で早くもない「金貨獲得カード」をわざわざ買うことはない、というのが多くの場合における変成の評価となります。実際買うことはほとんどありません。基本的に無視してもいいカードと言ってもいいものです。
では、無視できない状況というのはどんな場合か。
つづく。