#149 銀貨とターミナルシルバーの差とは
引き切りデッキを作ったとして
手札:
山札:
手札5枚、山札13枚のデッキ。
これを、村→鍛冶屋→市場→村→鍛冶屋→村→鍛冶屋の13ドローでちょうど引き切れます。
プレイ:
手札:
山札:(なし)
この時点で残り1アクション持っているため、これで航海士を打てば、引き切ったカードすべてをプレイすることができますね。
ただ、この航海士は引き切った後に打っても見る山札がなく、2金を出すだけのアクションカードでしかありません。ならば銀貨でもいいはずで。
プレイ:
手札:
山札:(なし)
公開を銀貨に置き換えた引き切り図がこちら。
このとき、航海士を打つためのアクションが不要になったため、この時点で持っている1アクションがなくても引き切りは成立します。ならば村は1枚不要になるはずで。
プレイ:
手札:
山札:(なし)
さらに村を1枚減らした引き切り図がこちら。
さて、このデッキを作るまでの数ターンのうち、3金で村だけを買ったターンがあったとしたら、航海士さえ入れなければその村が不要になったはずで、つまりその村だけを買ったターンが不要になるはずです。
言い換えれば、航海士を買う代わりに銀貨を買っておけば、引き切りデッキが完成するのが1ターン早くなっていたはずです。
もし毎ターン16金2購入を出すことのできるデッキを作るつもりであれば、これを作るのが1ターン早くなることは、属州2枚買えるようになるまでが1ターン早くなった、つまり点数で比較すれば、どこかの時点での持っている点数で12点得するということです。
「航海士と銀貨のどちらを買うべきか」の選択を間違ったばっかりに12点も損するのであれば、つまりこの選択を誤ると負ける、と言ってもいいでしょう。
1アクションの価値は
ターミナルアクションのうち、+2金を出すカードを「ターミナルシルバー」と言います。
海辺までに収録されているターミナルシルバー:
※金貸しは銅貨を廃棄して+3金出すため、事実上のターミナルシルバー扱い
これらはそれぞれ銀貨にはない効果を生むのですが、そのかわり打つには1アクションが必要になり、すべて打つには1枚につき村が1枚必要となってしまいます。
それでも銀貨よりこちらを選択すべきなのか、それによって遅れが生じたとしても構わないのか、についてはそれぞれのケースで考えるべきですが、そもそもターミナルシルバーを買うことで村を買う1手が必要になるということを認識できていないのであれば、すべきです。