初期デッキを引き切る研究所の枚数
銅貨7枚と屋敷3枚からなる初期デッキ。この10枚に研究所を何枚か入れ、引き切りたいと思います。
さて、何枚必要でしょうか。
手札:
山札:
答えは5枚。
研究所を1枚打つごとに手札は1枚増えていき、5枚打てばちょうど手札は10枚に。これが初期デッキすべてになるため、5枚で十分です。
もしここに、他のカードが1枚増えたなら、それを含めて引き切るために必要な研究所の枚数は1枚増えます。
手札:
山札:
さて、研究所6枚と改築1枚を追加したこのデッキ。
これを引き切った後、改築をプレイして、屋敷を何らかのキャントリップに変えてみましょう。
プレイ:
手札:
山札:
すると次のターン、研究所を5枚打ったところで・・
プレイ:
手札:
山札:
前駆者を打てば改築も引くことができて・・
プレイ:
手札:+
山札:
こうなり、残った研究所は意味がなくなってしまいます。
つまり、屋敷1枚をキャントリップに変えることで、研究所1枚がなくても引き切れるようになるわけです。
手札:
山札:
1枚研究所を減らして、もう一度デッキを見てみましょう。
山札は11枚ですが、そのうち1枚はキャントリップであるため、枚数を数える時にこれを除いても構いません。残りは10枚であるため、最初の例と同じく、これを引き切るために必要な研究所の枚数は5枚でいいわけです。
研究所とキャントリップを除いたカードを、研究所とキャントリップのドローで引き切ることを考えると、そのカードの枚数こそが実質的なデッキの総枚数(以下「実質総枚数」)となるわけです。
例:
デッキ総枚数は11枚。実質総枚数は9枚。
デッキ総枚数は11枚。実質総枚数は8枚。
実質総枚数が5枚を超えるとき、引き切るにはその超えた分と同じ枚数の研究所が必要となります。
改築による「圧縮」
改築によって、屋敷や銅貨をキャントリップに変えていくことで、実質総枚数はその都度1枚ずつ減っていきます。これを繰り返し、実質総枚数が5枚になったら。
デッキ総枚数は11枚。実質総枚数は5枚。
この11枚をシャッフルしたとき、カードの順番がどうなろうが・・・
手札:
山札:
手札のキャントリップをすべて打てば、必ず手札は「銅銅銅銅改」になります。
プレイ:
手札:
山札:
以前に、礼拝堂でデッキを圧縮し、デッキ総枚数を5枚以下にする(金金銀礼)ことで手札を固定することについて書きましたが、礼拝堂がなくても、屋敷や銅貨をキャントリップに変えることで同じことができます。
つづく。