真珠取り コスト2
アクション
+1カード
+1アクション
山札の底のカードを見る。それを山札の上に置いてもよい。
買うのは初手5-2の2金の方で、他に欲しいものがないときにパスするくらいなら買うかな、程度の気持ちで買うカードという印象です。
それでも、使い道があるとしたら。
カードが沈むということは
その前に、そもそも山札の底のカードを一番上に移動させるとはどういうことでしょうか。
たとえばデッキに金貨が1枚だけ入っているとして、それが底にあったとき・・
【第5ターン】
手札:
山札:
以降の2ターンでは金貨を使うことができません。
その2ターン間、それぞれ何かを買うと、デッキ総枚数が16枚になり・・
【第7ターン】
手札:
山札:×11
ようやく使えたと思ったら、このときの山札は11枚。これらを使うのにもう2ターンかかかるため、次にこの金貨を使えるのは早くて3ターン後、第10ターンとなります。
もし第5ターンに、金貨が沈んでいなかったとしたら・・
【第5ターン】
手札:
山札:
この金貨を次に使えるのは、早くて第7ターン、遅くても第10ターンとなります。
強いカードが底に沈んだということは、それを使う機会が1回少なくなってしまうということ、と思えばだいたいあっています。
そこで、手札に真珠取りがあれば、底に沈んだカードを上に移動させることでこれを防ぐことができるわけです。
とは言え、その対象となるのは底のカードだけであり、下から2番目や3番目にあるカードは移動させることができません。
真珠取りが役立つのは、強いカードがたまたま一番下にあるときだけ、なんでしょうか。
2周目に1度だけ
役立つとしたら2周目、絶対に沈んではいけないカードがあるときです。
例えばデッキを圧縮するつもりで礼拝堂を買っているとき、それが沈むと圧縮が大きく遅れてしまいますので、初手で礼拝堂-真珠取りと買ってみましょう。
それらを含めた12枚をシャッフルしたとき、礼拝堂が上から10枚目までにあれば第3~4ターンに使えますし、そうでなくても・・
【11枚目の場合】
手札:
山札:
第3~4ターンで真珠取りを打てば、礼拝堂を第4ターンに打てますし・・
【12枚目の場合】
手札:
山札:
一番下に位置したときでも、真珠取りを第3ターンに打てれば・・
プレイ:
手札:
山札:
底の礼拝堂を見て、これを山札の上に移動させることで、第4ターンに打つことができます。
逆に言えば、初手:礼拝堂-真珠取りを買ったとき、第4ターンまでに礼拝堂が打てないケースは・・
・礼拝堂と真珠取りの両方が11枚目以降にある(確率1/66)
手札:
山札:
・礼拝堂が12枚目に、真珠取りが6~10枚目にある(確率5/132)
手札:
山札:
の2通り。起こる確率はあわせて、7/132(5.30%)しかありません。
初手を礼拝堂-パスとしたときなら1/11(9.09%)ですから、これよりも安全となりますね。