#59 サプライからの構想 その2
5金もいいけど、6金もね
前回に続き、具体的にサプライを見た上でのゲーム構想について細かく書いていきます。
今回のサプライはこちら。
この先を読む前に、まずは20秒ほど考えてみてください。
アレとアレで、アレができる
- 屋敷の廃棄手段には衛兵、銅貨の廃棄手段には衛兵と金貸しがある。
- 書庫がある以上、民兵は買いづらい(参考:#9 民兵ってなんだろう最終項)。
- 祝祭と書庫、さらに地下貯蔵庫もあるので「古本市」ができる(参考:#4 これが噂の古本市)。
- 「古本市」の必要なパーツは職人で賄える。
こんな感じでしょうか。
初手5-2では
2金の方は地下貯蔵庫、5金の方は書庫か衛兵になるのですが、もし対戦相手に民兵を買う人がいたなら書庫の方がいいと思います。なぜなら、民兵を打たれてから書庫を打てば、6金が出やすいからです。
例1:
手札:
山札:
ここに民兵を打たれたとき、屋敷2枚を捨て・・
手札:
山札:
捨札:
自ターンに地下貯蔵庫で銅貨を捨てて1枚チェンジしてから書庫を打てば、6ドローするため、山札の内容がどうであれ6金以上が確定する。
プレイ:
手札:
山札:(なし)
捨札:
例2:
手札:
山札:
同じく民兵で屋敷2枚を捨ててから、自ターンに書庫を打てば5ドロー。
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
地下貯蔵庫は脇に置けば6金以上が確定する。
例3:
手札:
山札:
上の例1と同じ手札。ここに民兵が打たれなかった場合、地下貯蔵庫で屋敷2枚を捨て・・
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
書庫を打って4ドロー。こちらも6金以上が確定する。
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
こうして見事6金を出すことに成功したなら、職人を買いましょう。以降は祝祭も書庫も職人で取れるため、もう5金を出すことに苦労する必要がなくなります。
一方の衛兵-地下貯蔵庫は、先に屋敷から廃棄できるという利点はあるものの、次に5金を出すのが難しく、しばらく銀貨や金貸しを買うターンが生じ、その分だけ足踏みする可能性があります。
【第3ターン】
手札:
山札:
地下貯蔵庫で4枚チェンジ→衛兵で屋敷と銅貨を廃棄はできるが、3金しか出ない
書庫さえ打てればたいてい5金以上は出ると考えれば、先に書庫から買い、それを打って上のように6金出れば職人・5金なら衛兵を買うとすべきでしょう。
初手4-3なら
民兵-銀貨、金貸し-銀貨、鍛冶屋-銀貨、の3通りが考えられるかと思います。
というわけで金貸しか鍛冶屋になりますが、圧縮できることを考えれば金貸しの方がいいような気がします。ただし民兵を誰かが買ったなら、金貸しよりも鍛冶屋の方が「民兵を打たれても5金が出やすい」という点で、少しだけ鍛冶屋の方がいいとも言えるので、痛し痒しです。
その後の展開
今回は玉座の間があるため、これで祝祭を2回打てば、祝祭2枚を打つよりも得です。
:+2アクション・+4金・+2購入
:+3アクション・+4金・+4購入
祝祭よりも安く買えるため、4金で祝祭の代わりに玉座の間を買っていきましょう。
そして職人が買えたあとはデッキ構築の速度が一気に上がります。祝祭や書庫を欲しいときに獲得し、即打ちすることも。玉座の間と重ねて打てるなら特に。
例:
手札:
山札:
まず書庫を獲得して銅貨を山札の上に置き、続いて祝祭を獲得して地下貯蔵庫を山札の上に置く。
プレイ:
手札:
山札:
2回目の玉座の間で祝祭を打ち、4アクション・4金・4購入を得てから書庫で7ドローし、あとはお好きにいろいろと。
プレイ:
手札:+
山札:
また最終盤なら、職人は公領獲得に使ってもいいでしょう。