はじめてのドミニオン

カードゲーム「ドミニオン」の基礎的な攻略をあなたに

#128 7枚目の属州 購入可否チェックリスト

 

 

何度か書いている7枚目の属州問題、これまでは主に「次に相手に8枚目の属州を買われると負けるような状況」だと、その7枚目を買うのは危険だという話でした。

つまり7枚目の属州を買う前の時点で、自分が点数で負けているとき、その属州は買いづらいということになります。

 

しかし実際には、たとえ自分が相手を上回っているときに7枚目を買ったとしても、相手に属州+公領と買われて負ける可能性もあります。そのため、7枚目を買う前には、相手に6点を超える点数を取られる可能性があるかどうかを気にする必要があるわけです。

 

 

では、他にはどんな「気にする必要のあること」があるでしょうか。

 

 

相手に+購入やカード獲得手段があるか

 

市場で購入が増えるとか、改築で属州を作れるなど、属州+屋敷での7点や属州+購入の9点を1ターンで獲得できる可能性があるかどうかを確認しましょう。

 

これはサプライにそのようなカードがあるかどうかではなく、そのカードを相手が持っているかどうかが問題になります。もし相手のデッキにあったとしても、それが1枚だけしかなく、前のターンに使っていて今は捨て札にあり、それを引いてくることができないなら問題ないな、などと判断しましょう。

 

 

呪いの廃棄手段があるか

 

魔女戦のように呪いを撒き合う展開になったゲームで、相手がまだ廃棄しきれていない呪いを持っているとき、それを1枚廃棄しつつ属州を買えばそれだけで+7点、2枚廃棄なら+8点、あるいは呪いを改築で屋敷にしつつ属州を買えば+8点になります。勝ったと思ったらまだ呪いが残っていたせいで負けた、なんてことに。

 

そもそも呪いのあるゲームでは点数の把握がしづらいのですが、廃棄置き場にある呪いの枚数を数えることである程度判断できます。あるいはオンラインでは点数が表示されるのでその必要はないのですが、逆にそれだけに頼って判断すると、相手がまだ呪いを持っているかどうかに気付きづらくなってしまいます。

 

 

こちらの点数を減らす手段があるか

 

と聞くと、ああ呪いのことだな、魔女や海の妖婆で呪いを撒かれながら属州買われると差し引き7点取られるってことだな、でもたいてい終盤なら呪いなんて枯れているから心配いらないな、と思われるかもしれませんが、他にもいくつか。

 

  • 仮面舞踏会で呪いを渡される(+2点)
  • 詐欺師で銅貨を呪いに変えられる(+1点)
  • 詐欺師で公領を他の5コストカードに変えられる(+3点)

 

ただし、詐欺師は何に当たるか予想ができないため、そこまで気にする必要もないかもしれません。たまたま当たったら仕方ない、くらいでも。

 

 

 

そしてこれらはすべて、あくまで「逆転される可能性」に過ぎないため、例えそれがあったとしても、次のターンで相手が逆転できないことに賭け、ここで7枚目の属州を買った方がいい、と判断できるならそれでも構いません。こちらが2ターン連続で属州が買えるのは今くらいだろう、とか。