ご経験ありますか
たとえば、こういう手札を持っていたとして。
手札:
ここに民兵を打たれたら、普通銅貨と屋敷を捨てますよね。
手札:
では、その後誰かに仮面舞踏会を打たれたら。
左隣のプレイヤーに金貨をプレゼントすることになりますよね。もしこれが二人戦なら仮面舞踏会を打った本人に差し出すことに。
そして代わりに銅貨や屋敷を送られて、結局8金は出なくなるでしょう。
そう、民兵だけでなく、その後に打たれる仮面舞踏会そのものも、まるでアタックカードのような存在です。
だったらどうしよう
最初の手札をもう一度見てみましょう。
手札:
ではここに民兵を打たれたとき、次に仮面舞踏会を打たれたときのことを考えて、金貨か銀貨を捨てた方がいいんでしょうか。
手札:
もしそうして、実際には仮面舞踏会が打たれなかったとしたら。属州が買えたはずなのに、自らその機会を逸してしまうことになります。
実際に仮面舞踏会を打たなくても、「打たれるかもしれない」と思わせるだけでもその効果は大きいと言えるでしょう。
民兵がなかったとしても
礼拝堂があるゲームで、極限まで圧縮を進めたとしましょう。
手札:
いまならいいんですが、この後属州を買い、デッキ総枚数が増えていくと。
手札:
山札:
こんな手札になってしまうことがあります。ここに仮面舞踏会を打たれたら。まさか属州を渡すわけにもいきませんので、やはり金貨を渡し、銅貨を渡されたとしましょう。
そして自身のターン。デッキ内の総金量が6金しかなく、このままでは属州が買えません。仕方なく銀貨でも買いましょうか。
すると、デッキはこの8枚に。
さっきまでは金金銀の3枚で属州が買えたのに、こうなると金銀銀銅の4枚を揃えないと買えなくなってしまいます。
というわけで、仮面舞踏会のあるゲームでは「8金を金金銀で出す」という思考自体がかなり無理筋だと言えるでしょう。それ以外の「相手に渡してもいいカード」をある程度は確保しておく必要があるため、金銀銀銅とか、金銀銅銅銅で8金を都合するイメージでしょうか。
なお、自身が仮面舞踏会を打つ場合でも、上のように渡すカードがなくなったりしないように気を付けましょう。
手札:
例えばこんな手札から仮面舞踏会打つの、怖くないですか。