iPhoneでドミニオンが遊べる時代になりました
先日、基本第二版だけのサプライで遊んでいるときにこういう手札になったんです。
この手札で、どうプレイするべきか、というのが今日のお話。
一応状況を説明すると、鍛冶屋-銀貨から入ったら鍛冶屋がブン回ったのでデッキ構築をするのをやめ、金貨と銀貨を多めに入れて先行しているところ。対戦相手のAIもさほどデッキを作らず、研究所を数枚入れているくらいです。
両者とも+購入を得る市場も議事堂も入れていないため、1ターン当たりの最大得点行動は、こちらは属州購入の+6点、相手はそれに職人による公領獲得の+9点といったところです。
得点はいま22対15と表示されていますが、この後対戦相手は公領を買って22対18になったとして、さてこちらはどうすべきでしょうか。
そりゃ属州買うんだけども
手札を見るとすでに8金が見えており、手札のアクションカードは別に打たなくても属州が買えるというところ。これ以上に得点が伸びることはないため、別に打っても打たなくてもこのターンに属州を買って+6点とするのは確定しているのですが、さてこの鍛冶屋は打つべきでしょうか。
その答えは、デッキの状態によって決まると言えるでしょう。
山札の中に、いま手札として見えているもの以外の金貨や銀貨が豊富にあるんであれば、次以降のターンでそれらによる8金を期待したいところですが、それほど豊富にないのであれば、この金貨や銀貨・鍛冶屋と言った「強いカード」をもう一度使いたいたいため、ここは鍛冶屋をプレイしてデッキを回転させ、できるだけ次のシャッフルを早くして、次の1周でまたこの強いカードを引くことに期待するべきでしょう。
つまり判断基準は、この手札と残りの山札のどちらが強いのか、です。
極端な、わかりやすい図を
もしも山札が強いのなら、ここで鍛冶屋で引いてしまうのはもったいないです。
山札が強い場合:
手札:
山札:
一方、もし山札が弱いのなら。今のうちにその弱いカードを引いておき、再びこの手札に含まれる強いカードを引くために、デッキを回すべきです。
山札が弱い場合:
手札:
山札:
もちろん山札の内容は見えないので、これまでに買ったカードから、いま見えている手札と、前のターンに見ていたはずのいま捨て札にあるカードを引くことによって推察することになります。
つまり「これまで何を買ったか」「さっきのターンの手札は何だったか」を思い出す必要がありますが、大丈夫でしょうか。覚えてますでしょうか。
どちらともいえない
あるいは、山札のカードが強くも弱くもなく、その判断に迷うような微妙な内容であったなら。基本的には鍛冶屋は打たない方がいいと思われます。
終盤に買うカードは勝利点カードばかりであり、買えば買うほどデッキ全体は弱くなるため、シャッフルを早めてしまえばそれだけ「さっきの1周より弱くなったデッキ」を早く使うことになるわけなので。