馬鹿馬鹿しくも、一歩ずつ
今回から庭園プレイで考えるべき方法についてひとつひとつ考えていきます。
まずは庭園そのものを獲得する方法から。
まずは何も考えず、4金出たら買ってみます(!)。
初手銀貨-銀貨で入り、シャッフルがこんな結果になったとしましょう。
手札:
山札:
第3ターンに5金、第4ターンに4金出たので、それぞれでさっそく庭園を買ってみましょう。
手札:
山札:
シャッフルして、第5ターンにも庭園を買い、第6ターンには3金しか出なかったので銀貨を買ってみます。
手札:
山札:
さらにシャッフルし、第7ターンは5金、第8ターンは4金、第9ターンも4金出せました。すべて庭園を買います。
手札:
山札:
さらに次の1周は、順に2金・4金・4金と出ました。銅貨・庭園・庭園と買って、これで庭園が枯れたとしましょう。
ここまでで12ターン。デッキ総枚数は22枚なので、現状庭園は1枚2点。8枚で16点。これと屋敷3枚で19点持っている状態です。
このように、銀貨を買い足しつつ4金が連続で出ればこれくらいのターン数で庭園を買い占めることは可能なんですが、さて、この後はどうしたらいいんでしょうか。
8金はもちろん、5金すら出ることが期待できないこのデッキでは、屋敷を1枚ずつ買って1点ずつ得ることくらいしかできません。
仮に以降8ターン連続で屋敷を買ったすると、庭園8枚・屋敷11枚。20ターン後なのでデッキ総枚数は30枚であり、庭園は1枚3点・8枚で24点。屋敷と合わせて35点持っていることになります。
一方、対戦相手は庭園に手を出さず、属州だけ買っていたとします。どんなプレイをしているかはわかりませんが、20ターン後にはさすがに属州を6枚とか、属州5枚と公領1枚くらいは買っているんじゃないでしょうか。属州6と屋敷3なら39点、属州5公領1屋敷3なら36点なので、庭園ルートの35点よりも多くの勝利点を持っていることとなります。
さらにこの後のことを考えると、対戦相手は公領くらいは買えるでしょうが、こちらはもう出てもせいぜい3金がいいところのデッキであり、得点を伸ばすことができません。あるとすればデッキ総枚数を40枚にし、庭園1枚を4点にすることくらいでしょうか。それには10枚の銅貨を買う必要があり、さらに10ターンかかるため、第30ターン終了時に8点増えるというだけの話です。その頃対戦相手は何点持っていることでしょう。
いずれにせよ、「4金出たら庭園を買う」という方法での庭園プレイは相当分が悪いと言えるでしょう。
じゃあどうしましょうか。
つづく。