そろそろ動こうかと思います
ドミニオン基本第二版について、ここまで不自然なほどに庭園について書くことを避けて来たのには理由がありまして。
これまではどんなデッキを組むのかという選択はあったものの、その目的は同じ「属州を買うこと」だったわけですが、ここに庭園という別の勝利点が入ってくることで、第二の目的が生まれてきます。
属州で勝つのか、庭園で勝つのか、あるいはどちらも買うのか、について考えるとき、どうしても対戦相手のことを考えなければなりません。
この「はじめてのドミニオン」では、話を簡単にするため、対戦相手が何人なのか・相手は何をしているのかという、対戦ゲームでは考慮することを避けられない情報をなるべく書かず、まるでドミニオンが一人用ゲームであるかのごとく、デッキの作り方やカードの性質、より良いプレイの方法などを主として言及してきました。相手によってプレイ方針が変えるべき、というのは非常に複雑な話になるからです。
しかし目的が2種類になる以上、庭園を買ってもいいかどうかを判断するのに対戦相手の動向は気にせざるを得ません。相手が何人なのか。それぞれが何をしているのか。その場合に自分は何をすべきなのか。話は難しく、読んでいて面白いものにする自信がありませんでした。
ブログは読み物である以上、書いてあることがいくら正しかったとしても内容が面白くなければ誰も読まないでしょう。
また庭園プレイはデッキを成長させるわけでもなく、ただ毎ターン決まったことをやるだけとなるため、各ターンの動きを追ってデッキの内容を書いたところで意味があるとは思えません。
プレイの内容は面白くなく、対戦相手との難しい駆け引きも読んでいて面白くない、という記事を書いても仕方ないのではないか。
そういった思いにより、これまでずっと庭園を無視しておりました。
ただそうやって庭園を避けていると、公爵をはじめ、他の勝利点カードに対する記事も同じ理由で書けないということに。
そろそろ重い腰を上げようか、と。
というわけで、どうせ書くのならしつこいくらいに。
庭園で勝つということはどういうことかについて書いてみようかと思います。
という、それこそ面白くない言い訳を書いたところで、つづく。