例えば、錬金術師を連打して、多くのカードを手札に引いたとしましょう。
プレイ:
手札:
11金とポーションを持っていますが、これで属州を買うと3金ポーションが余り、錬金術師を買い足せば8金が余ります(!)。どちらを選んでも、なんだかちょっともったいない気がしますよね。
この「ポーション分が余る問題」は何も属州が買えるようになってから起きることでもなく、例えば初手:ポーション-銀貨から入った2周目でも・・
手札:
5金とポーションが出たとき、これで錬金術師を買うと2金余り、5コストの強カードを買うとポーション分が無駄になります。もし+購入が出ていれば、例えば錬金術師と地下貯蔵庫などという素敵な購入ができるんですが。
これは錬金術師を買い集めたいときに限らず、薬師や念師の泉の場合も同様です。むしろそれらの方が安い分、多めに出た金量が無駄になりやすいと言えます。
ではどうするか。
初手で購入を増やせるカードを
無駄にしたくなければ、余る分でもう1枚のカードが買えるよう、+購入のあるカードを入れるべきです。
初手でポーションと一緒に買える、つまりコスト3以下のカードで+購入のあるカードというと、基本第二版・陰謀第二版・海辺・錬金術の中では手先と薬草商しかありません。
このうち薬草商はポーションを2ターン連続で打てる可能性があるため、ポーションをコストに含むカードを買い集めるのに有用であることは以前(#164 錬金術師の連打とは)にも書きましたが、あとでキャントリップとして働く手先も悪くありません。薬師に行くとしても、念師の泉であっても。
ポーションと圧縮と
では、ポーションとともに圧縮カードを買うのはどうなんでしょう。
例えば初手:ポーション-礼拝堂と買った場合、それらが手札に重なると・・
手札:
薬師や念師の泉を買うつもりなら銅貨1枚しか、錬金術師を買うつもりなら1枚も廃棄できません。
ただし、これらが同時に手札に来ずに、第3ターンと第4ターンに分かれてくれると・・
【第3ターン】
手札:
山札:
非常に強く、その後のデッキの回転にも期待できます。
2周目からこのようなリスクがあることを承知で、この初手を取ることを否定することはできませんが、2周目にその2枚が分かれるかどうかでその後の展開が大きく変わる、ということはご承知おき下さい。