薬師を2連打するとき
手札:
山札:・・
このように、手札に薬師が2枚あるとき。
まず1枚を打って、1ドローし、山札4枚を公開したとき、その4枚がどれも手札に入らないカードで、山札に戻さなければならないという結果になった場合。
プレイ:
手札:+
山札:・・
4枚をこの順で戻して、もう1枚の薬師を打つと・・
プレイ:
手札:+
山札: ・・
公開される4枚のうち3枚はさっき見たカードであり、これらが銅貨でもポーションでもないことは確かで、新たにめくられる4枚目だけが手札に入る可能性があるカードとなります。
つまり薬師で4枚めくることを2回連続で行うとき、その範囲で3枚が被っているため、2回目の実質的な「公開範囲」は1枚分にしかなりません。非常にもったいないですね。
被るカードを減らしたい
手札:
山札:・・
今度は、薬師2枚と錬金術師1枚を持っている場合。
まず薬師1枚を打って、先ほどと同様に1ドロー後に4枚を公開したとき、その4枚がすべて手札に入らない場合を考えてみます。
プレイ:
手札:+
山札:・・
このまま2枚目の薬師を打つと先ほどと同じ結果になるため、錬金術師から先に打ってみましょう。
プレイ:
手札:+
山札:・・
すると、この後で打つ2枚目の薬師は、1ドローで属州を引き、呪いとそれ以降の山札3枚をめくることになるため、実質的な「公開範囲」は3枚分にまで広がりました。
必ずしも広げていいわけではなく
手札:
山札:・・
薬師2枚と、商人1枚を持っている状況。
同じく薬師1枚をプレイし、1ドローしたところ、今度は1枚だけ銅貨を公開できました。
プレイ:
手札:+
公開:
山札:・・
この銅貨を手札に入れ、3枚を山札に戻します。
プレイ:
手札:+
山札:・・
この後にもう1枚の薬師を打つと、その実質公開範囲は2枚。
一方、先に商人を打ってから薬師を打てば、実質公開範囲は3枚になります。
ならば商人を先に打つべきだ、という結論になりそうですが、必ずしもそうとは言えません。
2枚の薬師を連続してプレイしたとき、範囲である2枚の中に「どうしても引きたいカード」があったら。
プレイ:
手札:+
公開:
山札:・・
いま手札には商人とあわせて6金を持っているので、あと2金が欲しいというこの状況で銀貨を見たなら、山札に戻す際にこれを一番上になるように並び替えれば・・
プレイ:
手札:+
山札:・・
商人でこの銀貨を引き、8金を出すことができます。
薬師の公開範囲は、そこにある銅貨とポーションを手札に入れるためだけでなく、ただ「見る」ためにも利用できるものです。
手札にキャントリップ(あるいはそれ以上のカード)を持っているとき、それを「範囲を広げるため」に使うのか、「見たカードを引くため」に使うのかは、それぞれの状況ごとに考えるべきですね。