金貨があんまり強くない?
通常のデッキにおいて、銀貨や金貨は8金を出すことに大いに役立ちますが、寵臣を数枚入れ、軽く圧縮したデッキで8金を目指すときにはそれほど頼りになりません。
手札:
山札:
たとえばこんなデッキ、寵臣を連続して順に「4ドロー」「+2金」「4ドロー」「4ドロー」「+2金」「+2金」と打てば最終的には8金に達しますが、途中手札に引いた銀貨や金貨はプレイすることなく捨てられてしまいます。
財宝カードに頼ることなく8金を出すためのカードとは。
もちろん第一候補は寵臣そのものなんですが。それ以外には何が。
共謀者をトッピング
共謀者の「そのターンにアクションカードを2回以上プレイ済み」という条件を満たせば「+1アクション・+1カード」がついてくるという効果は、寵臣を連打するデッキと相性がいいのがわかるでしょうか。
手札:
山札:
たとえばこんな、運悪く寵臣が底に固まってしまったデッキでも、共謀者があればなんとかなったりします。
まずは寵臣で4ドローし・・
プレイ:
手札:+
山札:捨札:
寵臣で+2金を得ると、次に打つ共謀者が「3回目」になるため、+1アクションと+1ドローがついてきます。
プレイ:
手札:+
山札:捨札:
引いたのは屋敷。残念ながらまだ8金には足りません。
寵臣を4ドローに使います。
プレイ:
手札:+
山札:捨札:
共謀者をプレイすれば8金に。
ただし共謀者の入れすぎには注意です。3枚目以降に打てなければ単なるターミナルですし。
手札:
玉座の間をトッピング
寵臣2枚をプレイするのと、玉座の間で寵臣1枚を2回プレイするのはどう違うでしょうか。
手札:
手札:
いずれも寵臣を2回プレイするわけで、このうち1回目を+2金、もう1回を4ドローとした場合、残りアクション数に違いがあります。
前者は増減なく残り1ですが、後者は玉座の間のプレイ1回で寵臣を2回プレイしているため、+1アクションを2度得て、残り2アクション持っています。
もうひとつの大きな差としては、前者は+2金→4ドローの順でプレイするのに対し、後者は4ドローから先にできるという点です。
例えば、デッキがこうなっていたら。
手札:
山札:
2金→4ドローとしたとき、引いた4枚に寵臣がなかったため、これ以上寵臣を繋げることはできず、このターンは5金しか出ずに終わります。
一方、これが玉座の間+寵臣だったら。
上の例の最初の手札の「寵臣・寵臣」を「玉座の間・寵臣」に入れ替えてみます。
手札:
山札:
玉座の間+寵臣で、まず1回目に4ドローして・・
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
引いた4枚に寵臣がなければ、2回目も4ドローとすることができます。
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
よくこういう状況で2金→4ドローの順にしている人を見かけますが、安全のために4ドローを先にしておくといいでしょう。
風車をトッピング
手札:
山札:
風車で1ドローし、銅貨2枚を捨てて・・
プレイ:
手札:
山札:捨札:
寵臣2枚を、1枚は+2金、もう1枚は4ドローとし・・
プレイ:
手札:+
山札:捨札:
再び寵臣で4ドロー・・
プレイ:
手札:
山札:捨札:
風車と寵臣でそれぞれ2金を出し、8金で属州を買う。
アクションを減らさずに2金を生む風車は、どうせ寵臣の4ドロー時に捨ててしまう手札を先に捨てることで2金に変えることができるため、手札が減っても構わないカードとの相性が良くなります。
ちょっと話がそれますが、他の「手札が減っても構わないカード」と言えば、書庫がありますね。
手札:
風車を打ってから書庫を打てば、2金を得た上で5ドローできる。
待ち伏せをトッピング
待ち伏せは金量を出すわけではないものの、アクションを減らさず、1ターンに2回打つことで好きなアクションカードを獲得できるため、寵臣でデッキを回すついでに2回打てば1周に1枚寵臣を足すことができます。
手札:
山札:
順に、寵臣(2金)→寵臣(4ドロー)→待ち伏せ(サプライの寵臣を廃棄)→寵臣(4ドロー)→待ち伏せ(廃棄された寵臣を獲得)→寵臣(4ドロー)→寵臣(2金)→金貸し(3金)、で寵臣1枚を獲得しつつ8金を出すことができました。