ドローするのと、そのあと見るのと
鍛冶屋とパトロール、その違いはなんでしょうか。
もちろんどちらも3ドローするカードなんですが、パトロールはその後に山札を4枚公開し、そこにある緑色の勝利点カードを手札に入れることができます。
この「勝利点カードを~」という効果の有効活用について、いろいろ書くことはあるのですが、今回はそれよりもこの「4枚公開する」ということ自体について考えてみます。
もうシャッフルしなきゃいけないの?
鍛冶屋とパトロール、打った時にリシャッフルが入る条件は以下の通り。
カード名 | リシャッフルが入る条件 |
鍛冶屋 | 残りの山札が2枚以下なら入り、3枚以上なら入らない |
パトロール | 残りの山札が6枚以下なら入り、7枚以上なら入らない |
そう、パトロールの方がよりリシャッフルが入りやすいのです。実際パトロールを入れたデッキでプレイしているときって何度もシャッフルをすることになりがちですよね。
では、この「パトロールはリシャッフルが入りやすい」という性質を利用してみましょう。
引くんじゃないんだ めくるだけなんだ
実践例を見てみましょう。
手札:
山札:
捨札:
パトロールを打って3ドローし・・・
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
さらに山札を4枚公開するわけですが、山札が足りないため、捨て札をシャッフルして山札を作り・・・
プレイ:
手札:
山札:+
上から4枚を公開して、屋敷と属州を手札に入れ、銀貨と金貨を戻します。
プレイ:
手札:+
山札:
9金で属州を買って、次のターン。
手札:
山札:
捨札:
パトロールを引けました。これを打って3ドローし・・・
プレイ:
手札:+
山札:
捨札:
同じく捨て札をシャッフルして山札を作り・・・
プレイ:
手札:
山札:+
同じくここから4枚を公開して、属州と屋敷を手札に入れ、銀貨とパトロールを戻します。
プレイ:
手札:+
山札:
また属州を買って、さらに次のターン。
手札:
山札:
捨札:
ここでもパトロールを打てば、リシャッフルが入ります。
鍛冶屋でのデッキ分割理論(#47 確定する第5ターン、そしてデッキ分割理論その1)を実践しているとき、3ドローでリシャッフルが入り、それにより運悪くもう1枚の鍛冶屋を引く、いわゆる「鍛冶屋で鍛冶屋を引く」事故が起きてしまうとそこで鍛冶屋の連続プレイが途切れてしまいます。
一方パトロールでは、同じく3ドローでもう1枚のパトロールを引くと事故ですが、4枚公開でもう1枚のパトロールがめくれても問題なく、次のターンにパトロールが打てることが確定します。
上の例のようにパトロールをプレイしたときの山札が3~6枚であれば、「3ドロー」の方でなく「4枚公開」の方でリシャッフルが入るため、事故は起こらないわけです。