その金貨、何を買うための金貨ですか
例の巣窟でない場所で、魔女があって呪いを廃棄する手段のないサプライを遊んでいるときに感じることなんですが。
魔女を打ち合い、打ち勝つことに一生懸命になるのはいいんですが、打ち終わり、呪いが枯れた後どうするべきかまで考えている人があまりいないように思えます。
たとえば。呪いが枯れた後、第12ターン開始時のデッキの内容がこうなっていたとします。
呪いのせいで金貨が買えず、銀貨ばかり足したデッキになっています。
さて、ここから引いた手札が、以下のようなものだったとして。
手札:
魔女を打って2ドローしたとき、6金出たとします。
手札:+
ここで買うべきカードはなんでしょうか。
この6金で金貨を買うことが絶対に間違いだ、とは言いませんが。公領を買ってもいいと思います。
まだ属州を買っていない、勝利点カードは何も買っていない状況であっても、最初に買う勝利点カードが公領でもいいんです。
魔女がない多くのゲームでは、8金が出せるようにデッキを育て、出たら属州を買い、そのうちに属州が残り少なくなった時に5金出たときにようやく公領を買うという流れになるため、「公領はかなりの終盤になってから買うもんだ」「公領は属州を数枚買ってから買うもんだ」と思い込んでいる人がいるんじゃないでしょうか。
それも間違いとは言い切れないんですが、魔女戦のような、そもそも8金を出すことが難しく、デッキが厚くなってから金貨を入れても効果が薄いゲームにおいては結局公領を相手よりも多く買うことが勝因になりやすいため、ならば5金出たら公領を買っていいと思います。ここで買ったカードが公領でも金貨でも、デッキの強さはそう変わりませんし。
実際、このデッキを回してみるとわかるんですが、いまの状態でも5金くらいなら結構出るんですよね。これ以上デッキを強くしようと金貨を足しても時間がかかるだけですし、属州を諦め、このあとは公領を買うんだと割り切ってしまえば、もうデッキは完成していると言えます。
以下、読まなくていいです
この件についてより厳密に話を議論をするなら、ここで買うべきカードの選択の判断材料には、残りのサプライがなんであるか・対戦相手は何人で、それぞれのデッキの状態はどうなっているか、などが必要になるんですが、ここではそこまで深入りすることは避け、とにかく「属州を買っていない人でも公領を買っていいんだ」ということだけ覚えておけばいいと思います。