そういえば書き忘れてた
#21で、呪いを廃棄できない魔女戦においては「魔女を打ち勝つ」ことを目指すべきだ、と書きましたが、唯一の対抗手段として堀がありました。
では魔女戦において、堀はどの程度買うべきなんでしょうか。
どの程度打たれるのか
これまでこのブログでは話を簡単にするため、何人戦か・対戦相手がそれぞれ何をしているか、を考慮した上での行動の選択についてはあまり書いていませんでしたが、堀については書かざるを得ません。
堀はリアクションカードである以上、他のプレイヤーがアタックカードを打たないのならリアクションとしての意味を持たず、逆にアタックカードを打たれる頻度が高いほどその効果が高いことになります。
どのアタックを防ぎたいのか
基本第二版に存在するアタックカードは、民兵・役人・山賊・魔女の4種。
いずれもタイミングによっては大きな被害を被るものなのですが、堀を買ってまで防ぎたいか、と言われると微妙です。特に山賊は、銀貨や金貨が廃棄されるとも限らず、自分も山賊を買って打つことで十分な金貨を得られるため、堀を買うほどアタックを防ぎたいというわけでもありません。
堀自体がアクションの増えないドローカードということもあり、アタックを防ぐことを目的に入れるには堀自体が邪魔になりがちです。村が豊富に入るデッキでもない限り、役人や山賊を怖がって堀を入れることもないと思われます。
逆に魔女のアタックは非常に強力であり、堀で防ぐことは意味が大きいと言えます。民兵や役人のアタックがそのターンや次のターンくらいにしか影響しないのに対し、呪いは以降ずっとデッキの邪魔ものとして残り続けるため、1枚でも防げるものなら防ぎたいものであります。
アタックの痛さ:
魔女>民兵>役人>山賊
というわけで、魔女戦で堀があるとき、打たれる魔女が多ければ多いほど堀は役立つと言えます。つまり2人戦よりも3人戦の方が、3人戦よりも4人戦の方が堀の意味は大きくなります。
さらに言うならば、同じ4人戦でも他の3人のうち魔女を買った人が多ければ多いほど、それらの人が買った魔女の枚数が多ければ多いほど、「堀を持っていてよかった」と思える機会が増えます。他者の動向を見ながら、買う堀の枚数を増やしていきましょう。
極端な話、4人戦の4番手で、第1ターンに対戦相手の3人全員がいきなり魔女を買ったとを見たのなら、こちらの初手は堀-堀でかまわないと思います。仮に2周目に打たれた魔女3回をすべて堀でガードできたなら、堀を持っていない者同士で呪いを配りあい、呪い枚数は自分だけ0枚・他三者が2枚ずつ持つという状態となり、むしろ自分だけが有利な展開となります。